・1.楽器演奏、音楽鑑賞を楽しめる間取り
・2.アウトドアを楽しめる間取り
・3.ホームシアターを楽しめる間取り
・4.茶道、華道などを楽しめる間取り
・5.自宅トレーニングに適した間取り
・6.料理、おかし作りを楽しめる間取り
1.楽器演奏、音楽鑑賞を楽しめる間取り

お家で楽器演奏や大きな音での音楽鑑賞に必要となるのが防音室です。
楽器の種類によって実現すべき防音レベルが変わってきますが、間取り事例では音楽を楽しむ部屋と各部屋との位置関係、なるべく寝室や家族が集まる寛ぎ空間と離すことによる防音の間取り事例をご紹介します。
間取りのポイント
- 防音室の隣には寝室や寛ぎ空間を避け、トイレや浴室を配置しています。
- 廊下やクローゼットを挟むことで壁を設けられるので、音を遮断しやすくなります。
2.アウトドアを楽しめる間取り

アウトドアを趣味とされる方の場合、テントや焚き火台などのグッズを保管しておくスペースが必要とるので、間取り事例ではガレージに収納スペースを持たせています。
また、自宅でもアウトドアを楽しめるようにアウトドアリビングを設置しています。
間取りのポイント
- アウトドアグッズを家に持ち込まなくて良いようにガレージに十分な収納スペースを設けています。
- ガレージを抜けてすぐに浴室へ行ける動線となっています。
- キッチン、ダイニングからつながるアウトドアリビングで、家にいながらアウトドア気分を味わえます。
3.ホームシアターを楽しめる間取り

リビングとは別にシアタールームをつくることで、映画に没頭することができます。
間取り事例では、音が響きやすいシアタールームをできるだけ他の部屋と隣接しないように工夫しています。
間取りのポイント
- 廊下やトイレといった普段家族が長くいない空間を間に挟むことで音が響くのを軽減しています。
- 部屋が隣接する場合には、シアタールームと部屋の間にクローゼットを設置することで、収納だけでなく防音設備としても機能します。
- シアタールームに食事や飲み物を持って行きやすいようにキッチンからの動線を設けています。
4.茶道、華道などを楽しめる間取り

映画や音楽鑑賞とは違い、茶道や華道の場合は静かな空間づくりがポイントとなります。
間取り事例では生活動線を意識し、家族の往来が少ない場所に和室を配置するように工夫しています。
間取りのポイント
- 玄関から左側が生活空間、右側が和室というように分けることで、一軒の家で和室を「離れ」のように見せています。
- 和室の縁側からは庭が望めるようになっていて、庭の一箇所を日本庭園のように演出することもできます。
5.自宅トレーニングに適した間取り

トレーニングの種類にもよりますが、跳ねたり、ステップを踏む運動は床で音がしますので、可能であれば2階ではなく1階にトレーニングルームを設けるようにしましょう。
トレーニングルームの広さは普段行っている運動の内容によってきますので、設計士にはトレーニング内容も含めて説明するようにしましょう。
間取りのポイント
- トレーニング後に汗をすぐに流せるように、洗面所・浴室を隣接させてあります。
- トレーニングルームの横テラスがあると、天気の良い日には外の空気を感じならがヨガやダンスなども楽しめます。
6.料理、おかし作りを楽しめる間取り

料理、お菓子作りを楽しみたい場合には、キッチンを中心とした空間づくりを考えましょう。複数の方で料理を作る場合には、人が余裕を持ってすれ違うことができるだけのスペースの確保と材料や作った料理を置いておくスペースもあると良いでしょう。
間取りのポイント
- キッチンの左右にはカウンターとテーブルを配置することで、調理スペースを大きく確保することができます。
- カウンタースペースにはレシピブックやノートを保管するなど料理、お菓子研究用スペースとしても利用できます。
- アイランドキッチンの前面からは庭が望めるようになっており、より広々と感じることができます。
趣味から考える間取りについて
人を呼べる家から考える間取りづくりの方法はいかがでしたでしょうか?
ポイントとしては、生活空間と趣味の空間を分けることで、趣味に没頭できるな間取りの配置とすることです。共通の趣味を持った友人を自宅に招く際にも生活空間と切り離されていると気兼ねすることもありません。
趣味の内容によっては設備に影響する場合があるので、事前に設計士に伝えるようにしましょう。